*このページの内容は、「ふたりあるき」の日記と同じですが、時々更新が遅れます。相変わらずのんびりな私たちでごめんなさい。
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のんびり引退した初代介助犬ニッキーと、2代目介助犬アルファの同居生活。
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杖の持ち方
 雄のラブラドールとしてはやや小柄なニッキーさん。細身ながら背の高い弟分と並ぶと、頭の位置が数センチ低い。そんなニッキーに杖を持ってきてもらった。
 ニッキーは杖をくわえる時、木製の持ち手部分をくわえるか、真ん中(重心)に巻いた包帯のところをくわえるかを自分で判断する。
 離れた場所から運んでくる時は真ん中をくわえて杖を横にして運び、私の歩行中(室内のみだけど)に杖が倒れた時は、持ち手をくわえてなるべく私の手の近くに届くようにしてくれる。杖の真ん中をくわえて運んでいて、途中で家具や壁に杖がぶつかってしまうと、一旦放して持ち手をくわえ直し、斜めに引きずって運ぶやり方に変更することもある。
 最初は持ち手ばかりくわえていたニッキーに、真ん中もくわえられると訓練で教えたけれど、使い分けはニッキーが自分で(楽をしようとして?)勝手に決めた。失敗もあったもののまあうまく行っているかな。
 ところが今日は、何故かいつもなら持ち手をくわえてくる場面で、杖の真ん中をくわえて持って来ようとするニッキー。横に長くくわえた杖を、椅子にぶつけてしまった。しかも、ベテランらしくなく、もう一度杖の真ん中をくわえてやり直して、同じ失敗を繰り返した。杖をくわえたまま、何となく腑に落ちないような様子。
 候補犬が同じようにしても、背が高いからこの椅子にも低いテーブルにも杖は当たらない。だから候補犬には今のところ、杖の真ん中だけをくわえさせている。ニッキーったら、それを見て、自分も杖の真ん中をくわえてもぶつけないと思ってしまったんだろうか? そんな訳ないと思うけど、もしもそうだとしたら、いつも後輩に真似されているニッキーが逆に真似した訳で、面白い。
 あれは背が高い**ちゃんだから出来るワザなんだよ。にっちゃんは今までどおり、ぶつからないように工夫して持ってきてね―と言っても解らないだろうな。失敗から自分で学習してくれるのを待とう。
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ちょっと不満??
 ニッキーにティッシュを持ってきてもらって、こぼれた目薬をふき取った。今度はそのティッシュをニッキーに渡して、「ポイしてきて(ごみ箱に入れて)」と頼む。何度も繰り返した仕事だから慣れたもの…だったはずなのに。
 暑くて口を全開にして舌を出していたニッキーさん、その舌にティッシュが完璧にはりついてしまった!
 犬の口は濡れているのが当然だから、今までにも口にくわえたティッシュがくっついてしまって困ったことがあったけれど、今回は特にうまく(?)ぴったりと舌とティッシュが密着。ごみ箱の上で一生懸命口を開けたり首を振ったりしても、ティッシュが離れない。
 ごみ箱の前で、じたばた足踏みをしながらティッシュと格闘している姿を見て、私と、後から来た母がふたりして笑ってしまったので、ニッキー、ちょっと傷ついたかも。

 更にその後、候補犬にドアを閉めてもらった時。いつもは候補犬がドアをきちんと閉めないので、ニッキーが嫌味な小姑のように閉めなおす。今日もニッキーはやって来て、候補犬が閉めたドアを閉めなおそうとした…はずなのに。
 候補犬はしっかりドアを閉めていた。ニッキーは上げかけた右前足を空中に一瞬止め、それから何事もなかったように立ち去っていった。仕事をして褒められるのが大好きなニッキー、今回は出番がなくて残念だったね。
 でもね、ニッキー。候補犬が上手にドアを閉めるようになったのは、君が教えたから。ありがとう、相棒。
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ちょっと違う鍵
 先日見つけられなかった本を探して本屋へ。お目当ての本を見つけられないままトイレに行きたくなり、車椅子対応の広いトイレに駆け込んだ。
 ここのトイレはレバー式の鍵ではなく、大きな掛け金を回転させてがちゃりとはめ込むタイプ。ニッキーには出来ないだろうと思って、車椅子を回転させてドアに寄せ、右手でどうにか鍵をかけた。でもトイレを出る時は、ニッキーはいつものように自分が鍵を開けようと、掛け金を鼻でつつき、それでも動かないと分かると前足で押し始めた。
「にっちゃん、その鍵は無理だよ」と言ってもやめようとしない。掛け金とレバーは見た目がちょっと似ているから、ニッキーはこれがいつも開けるレバー式の鍵だと思いこんでいるのか、絶対開けられる! と自信があるようで、何度も繰り返している。
 やめさせるのは簡単、「ノー」と言えばいい。でも、ニッキーの前足タッチで掛け金は動いているし、本犬やる気だし、もしかしたら本当に開けられるかも?
 少し見守っていよう…と思っていると、ニッキーは、前足で押すのをやめ、今度はまた鼻先で掛け金を下から押し上げた。
 さっきはしっかり閉まっていたから動かなかったけれど、前足タッチで少し動いた掛け金は、今度はうまく押し上げられ、穴から外れてくるんと動いた。鍵開け、成功!
「グッド! すごいね、この鍵も開けられたよ」教えたこともない、いつもと違う鍵を、自分で考えて開けてしまったニッキー。もちろん思いっきり褒めた。
 嬉しかったから、トイレの外に誰も待っていないのを確認してから、荷物からデジカメを出し、ニッキーが掛け金を回す姿を撮影することにした。カメラを構えて「ニッキー、スイッチ(前足で押して)」と声をかける。
 すると、一度やり方を覚えたニッキーは、まるで毎日やっていることのように、まず強く前足で掛け金を押し、斜めになったところで鼻先を使って押し上げて、いとも簡単に鍵を開けてみせた。

[写真]トイレの鍵を開けるニッキー、本日撮影。

 介助犬として私の外出に付き添う仕事は、もうすぐ後輩に譲る予定のニッキー。今さら外出先での新しい仕事を覚えても意味はないかもしれない。でも、10歳を過ぎたニッキーが、新しいことを楽しみ、考えて問題を解決し、仕事をしながら誇らしくしっぽを振るのは、素敵なことだよね。
 結局、探していた本は見つからなかったけれど、ニッキーと一緒に私もしっぽを振りたいような気分で、寄り道して帰った。

[写真]いつもの赤いベストを着けてポーズするニッキー。
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これも合図
 暑いのはもちろん、湿度が高いのも犬には辛い。過保護な我が家はエアコンフル稼働で、気温も湿度もいちばん暑がりなニッキーに合わせて設定しているので、ニッキーは快適そうに寝ている。私に頼まれてドアを閉めたり電気をつけたり、携帯電話や目薬を持ってきたりする時も、しっぽ振り振りの元気な動作だ。
 でも寒い。冷え性の私にこの部屋は、涼しいのを通りこして寒い。外はとんでもなく暑くて、今年いちばんの湿度でサウナ状態だというのに、私はひざかけが離せない。外の暑さと部屋の寒さ…じゃなくて涼しさの差はアリゾナ並みである。

[写真]今日のニッキー、くつろぎ中。

 お腹も冷えてしまった私は、今日は何度もトイレに通っている。開け閉めのしづらいトイレの引き戸を開けたまま用を足していたら、例によってニッキーがやって来て伏せた。
 犬にじっと観察されながら用を足すことに、何も違和感を覚えない私。何しろ外出したらいつも、車椅子対応の広いトイレに一緒に入っているから、毎度ニッキーと目の合う位置で用を足すのにすっかり慣れてしまった。
 ニッキーも慣れていて、私がトイレットペーパーをがらがらさせると「もうすぐ終わり」、水を流すと「終わり」と判断する。外出先のトイレでは、水を流すとニッキーも立ち上がり、私が車椅子に乗り移る間、ドアの側に座って「ライト(スイッチを鼻で上げて:トイレの鍵を開ける時にも使う指示)」の指示を待っている。
 今日も、トイレットペーパーを引っ張り出すと、足を横に投げ出していたニッキーがすぐに立ち上がれる体勢になった。水を流すとさっと立ち上がる。家では特にトイレの時に必要な仕事はないんだから寝ていればいいのに、律儀に私のトイレに付き合って、こんな風に反応してくれるのが嬉しい。
 でも、今日は私のお腹が普通ではない。ニッキーがグッドタイミングで立ち上がった瞬間、再びお腹がごろごろ。慌てて再び便器に座った。きょとんとして固まるニッキーさん。こんなことは滅多にないから、読みが外れて驚いたらしい。私の目をじっと見て、何か指示を待つような顔をしていた。大真面目なニッキーの様子、笑ってしまった。
 2度目にも、ペーパーの音と水を流す音に反応してくれたニッキー。ご苦労さま、ありがとう。
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先輩の威厳
 昨日から候補犬を迎えても、ニッキーの態度は意外にもいつも通り。お見合いの時は相性が悪いのかと本気で心配したのに、今回はニッキーも先住犬として堂々と振舞い、一回り以上身体の大きな候補犬も何となくニッキーに一目置いているようだ。
 もちろん人間達は、声かけも撫でるのもごはんも散歩も、全てニッキーを先にしている。それがどちらの犬にも伝わっているのかな。何年も私とずっと一緒だったニッキーは、自分は愛されていると自信を持っているのかな。居間でちょっと遊んだり、ニッキーが寝ている側に候補犬が一緒に寝ていたり、なかなか微笑ましい光景が繰り広げられている。
 若い候補犬と10歳のニッキーでは、体力の差ははっきりしている。ニッキーは疲れるとさっさと自分だけがクレイトやベッドに移動して、体力温存をはかっていた。ニッキーが寝ている間に候補犬の訓練をする。
 訓練を見てニッキーがやきもちを妬くかと思っていたら、全然余裕の表情。候補犬を褒めた後で、候補犬にまだできないこと、例えば隣の部屋から指定されたものを持ってきたり、細い紐を加減して引いて電気をつけたりすることをニッキーにも頼むと、ニッキーさんは張り切って仕事をし、満足してくれる。自分にしかできないことがあると分かっているんだろう。

 昨夜は候補犬に靴下を脱がせてもらおうとしたが、まだまだ私をボスだと思っていない候補犬は、靴下をくわえる時にかなり歯を当てる。怪我はしないが痛い。大した痛みではなくても「痛い!」と声に出して候補犬に伝える。ちゃんと伝われば、犬が自分で考えて学ぶはずだ。
 すると、候補犬は靴下を引っ張るのをやめてしまった。そして、寝ていたニッキーが立ち上がり、候補犬と私の間にするっと割り込んで、そっと私の靴下を脱がせてくれた。
 訓練の邪魔をしたわけだけど…それでもありがとう、ニッキー。こうやって何度も見本を見せてあげてね。
 指示されて何かをしたのではなく、私と候補犬の様子を見ていて、何をして欲しいのかを察して行動してくれる、こういうニッキーの優しい気持ちを、候補犬も受け継いでくれますように。
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逃げる犬
 深夜、お風呂場から、怪しい物音が。あの、黒光りする頭文字Gか、漢字でひゃくあしと書くヤツか、どちらかが動いている音のような気がする。
 虫系は大嫌いなのを通りこして本気で怖い。黒光りさんやたくさん足のあるお方なんて、特にとんでもなく恐ろしい。私はトイレの中でパンツを上げかけた間抜けな姿勢で、息を呑んで固まってしまった。
 思わずパンツを上げるのを忘れたまま、そっとトイレのドアをあけて、洗面所を挟んだお風呂場の方を覗いてみるが、弱視の私が暗い中に目を凝らしても、当然何も見えなかった。

 物音は、断続的に続く。ホラー映画のような緊張感が高まって行く。

 その時。

 私は見た。

 トイレの前でいかにも私を待っているように寝ていたニッキーが、私の緊張を察してぱっと立ち上がり、しっぽを下げて早足で、一目散に逃げて行くのを。
 ニッキーの足音は奥の部屋へ行き、大急ぎでクレイトの扉を開けて飛び込むのが、音で分かった。
 犬のニッキーが虫を怖がる訳はないのに、私が「怖い」と感じていることを察して、しっぽを下げ、頭も下げてそそくさと安全な場所へ逃げて行ってしまうんだから、何だか面白い。
 でも…おいっ、自分だけ先に逃げるなっ!
 虫を退治しろとは言わないから、せめて私がパンツを上げるまで待って!
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暑いのに…
 蒸し暑い土曜日。ちゃんと汗もかいているのに何故か私は身体が寒い。熱がある訳でもないのに、ここ2年ほどこういうことが多い。暑いのに長袖のシャツで、なるべく窓も開けずに過ごしていた。
 ニッキーは、私がパソコンに向かえばパソコンのある部屋に、疲れて横になれば布団を敷いた部屋に、と私を追って移動している。どの部屋でもなるべく風の通るところに横たわって、静かだけれど口を軽く開いて体温を下げようとしながら。
 実家でいちばん涼しいのは多分、玄関の板の間か、洗面所とお風呂場から風が抜けるダイニングキッチンで、ニッキーはもちろんそれをよく知っている。それなのに私のいる場所に、暑さを我慢しながらでもいてくれる。
 私が眠ると自分は涼しい場所に移動するけれど、目が覚めるといつも、ニッキーはやっぱり私の側にいる。まるで、家事をしながら熱を出した子供を看病する多忙な母親のような、不思議なワザ。
 いつもより水を欲しがるニッキーにたっぷり飲ませてから、思い切って風の通り道になる窓やドアを(私が開けられる範囲は)全部開けた。私はもう1枚重ね着すればいい。私の側でじっと暑さを我慢してくれるニッキーが快適に過ごせるように。
 すると。風が通り抜けて部屋が涼しくなった途端、さっきまで自分だけ涼しい場所で寝ていたちょびさんもやって来た。律儀なニッキーと現金なちょびさんが私の両側に陣取って、それはそれで暑苦しい気もするけど、まぁいいか。
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正装
 とある用事で外出。ニッキーのベスト(これまでケープと書いていたが、同じく介助犬と暮らすアメリカの友人に聞くと、一般的にベストと呼ばれるスタイルなのだそうだ)が雨で湿っていたので、しばらく使っていなかったハーネスを着けた。リードもハーネスとセットのアメリカ製のものを着ける。
 ずっと使い続けてきたハーネスとリード、これが介助犬ニコラスの「正装」。身につけるとニッキーは、相変わらずお気楽ながらどことなく気合が入った感じ。長年使ってきたハーネスは、ある種の自覚を思い起こさせるものなんだろう。
 雨は降るし、(私が)怪我をしそうになるし、駅でトラブルに遭うし、バス停を間違えて迷子になるし、史上最悪に近い散々な目に遭ったけれど、ニッキーは見事に支えてくれた。迷って立ち止まると私をじっと見上げて指示を待ち、何度も何度も同じ場所を回ってへとへとになった時、久しぶりにハーネスを使って私の車椅子を引いてくれた。
 10歳5ヶ月のニッキーは今でも車椅子を引くのが好き。しっぽを高く上げ、得意げに前を見て進む。「グッド! グッド!」そんなニッキーを思い切り褒める。
 目的地に着くと、何度も会っている知り合いにへらへら愛想を振り撒いて、一見ハーネスを忘れたようにも見えた。でも、かなり歩いたのに疲れた様子も見せず、ペンを拾い、ボタンを押す動作も生き生きとしている。初めての場所で見慣れないドアもちゃんと見つけてくれる。
 白髪は増えてもまだまだ現役! 今でも仕事を楽しんでくれ、自信のある表情なのが頼もしい。年齢なりに気遣うことも必要だけれど、年寄り扱いや甘やかしは要らない。仕事をする犬には、やっぱりそれなりのプライドがあるのだ。
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おもちゃ
 定番の犬用おもちゃ「コング」。アメリカでの訓練時代にニッキーもよく遊んだ。あの広いひろーいグラウンドでコングを投げると、独特な形だからあっちこっちに弾む。ニッキーはそれを追って飛んだり跳ねたり走ったりし、若き日の膨大なエネルギーを発散した。
 今は激しい遊びは卒業。ボール投げはしてもコング投げはしない。変な方向にジャンプや着地をしたら足腰の負担が心配だから。代わりに初めてコングの中に食べ物を入れて遊んでみた。激しい遊びの代わりに、家の中で夢中になれる遊びをさせてあげたい。
 コングの中にドライフードを少し入れ、中心の穴にジャーキーを通す。簡単に抜けないように2本をぎゅっと詰めてしっかり押し込んだ。ニッキーを座って待たせ、コングを目の前に置いて「リリース(よし)!」
 ニッキーは期待通り、楽しそうに遊んでくれた。コングを前足で転がしたり、あっちやこっちから噛んだり。転がるコングを追って部屋中を動き回り、その間しっぽも振り続けていた。若い頃に比べて、ボール以外のおもちゃに対する関心が淡白になっている最近のニッキーだけれど、ほんの少し食べ物が絡んだだけでまだまだ遊んでくれる。久々におもちゃで喜ぶニッキーを見て、私も嬉しかった。

[写真]「コング」で遊ぶニッキー。IAADP会議でもらった特大サイズのコング。赤か黒のはずなのに、色が朱色っぽいのは何故?

 そして3日後の今日。私の体調が低空飛行で散歩や遊びになかなか付き合えないので、再びコング登場。前回と同じように、簡単に取れないようにしっかりとおやつを入れて、ニッキーにあげた。
 でも、今日のニッキーはちっとも遊んでくれなかった。コツを覚えたのか簡単にフードとジャーキーを出してしまう。
 それならと、もう一工夫してもっと取りづらいようにジャーキーを入れ直してみたら、しばらくあれこれ試した後で、私のところに持ってきた。「取って」と言わんばかりにコングを渡して、びしっと座ってみせる。
 うーん、予想通り。頭がよくて器用だけど飽きっぽい。そしてすぐ人間に頼っちゃうんだよね、ニッキー。
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理由なき反抗?
 ニッキーがあごを痒がっていたので、久しぶりに洗浄液でごしごし拭いた。ついでにしばらく手を抜いていた耳掃除も、洗浄液と薬を入れてしっかりと。すっきりしたニッキーは気持ちよさそうに横になった。
 その数時間後。ベッドに座りこんで本を読みながらふと気づくと、床に白いごみがいくつか。ニッキーのあごや耳を拭いたティッシュとコットンを、散らかしたままにしてあったのだ(相変わらず散らかしまくる私)。
「ゴー、ゲット」と指差して、ニッキーにごみを拾ってもらい、ごみ箱を指差して「ぽいっとして」で捨ててもらおうとした。ニッキーはごみ箱の上でくわえていた口を放すが、ティッシュがあごに貼りついてしまって、うまく落ちない。大きく口を開けて首を振り、どうにか落とすと、ふわっとごみ箱の外に落ちてしまう。我が家のごみ箱は小さくて捨てづらいのだ。
「頑張れニッキー。ゲット・アンド・ぽい」日本語と英語が変な感じで混ざった指示で、ニッキーはもう一度ティッシュを拾って捨ててくれた。「ありがとう、グッド・ぽいっとしたね!」と褒めるのも変な多国籍語。
「ニッキー、もう一度、ゲット・アンド・ぽいっとして」改めて、次のごみを捨てるように指示を出したら、何とニッキー、くわえようとしたごみから急に離れ、くわえたくない様子。一度失敗したから、何か変なふうに関連付けて考えてしまったのかな?
 ニッキーが変なトラウマを残さないように、絶対に成功させないと。私は満面の笑みと楽しそうな声でニッキーを励ました。でもニッキーは頑固に拒否。何度も指示すると代わりに私の靴下を捨ててしまった。ごみ箱に捨てることが嫌なんじゃなく、使用済みコットンをくわえるのが嫌なのだ。
 床をずるずる近づいてコットンを手にとってみたら、洗浄液がたっぷりしみこんでいて、それが、香料(ピーチの香り)とお酢のようなつんとする匂いが混ざった匂い。人間の鼻にも強烈。嗅覚の敏感な犬が拒否する訳だ、納得。
 コットンをティッシュでくるんだら、ニッキーは嫌そうな顔をしながらも、くわえてごみ箱に捨ててくれた。頑張ったね、ありがとう。
 ニッキーの名誉のために言っておくと、勘違いや失敗も多いけど、裏切ったことはない子だ。指示を拒否するなんて余程のこと。だから驚いたけど、理由が分かってよかった。私達の関係にひびが入ったんじゃなくてよかった。
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[写真] 杖をくわえたニッキー
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