*このページの内容は、「ふたりあるき」の日記と同じですが、時々更新が遅れます。相変わらずのんびりな私たちでごめんなさい。
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のんびり引退した初代介助犬ニッキーと、2代目介助犬アルファの同居生活。
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当たり前ですごいこと
 アメリカ育ちのニッキーは、お店の棚にある商品を(もちろん良識の範囲で)くわえて買い物を手伝ってくれたことが何度もあった。でも、日本で育ったアルファは、直接商品をくわえたことはない。
 目的の商品以外には触れさせない(犬が触れたものは必ず買う)、唾液がついてしまうタオルや生鮮食品は取らせない、とルールを守っても、周囲の人が見て不快に思うかもしれないから、日本ではなるべくさせないようにしている。
 大抵の時は、近くにいる人や店員さんに快く手伝ってもらえるから、困ったこともない。

 でも今日(正確には昨日)、閉店ぎりぎりの時間にスーパーに駆け込んで必要な買い物をし、ついでにお菓子が欲しいと思った時、その辺に人がいなかった。欲しいと思ったお菓子の袋は、電動車椅子からでは手が届かない位置にある。車椅子を移動させて取ろうとすると、床にある箱にぶつかってしまう。
 でも、アルファが端の袋だけうまくくわえ上げてくれれば、問題なく取れそう。
 まずは「ルック(見て)」と声をかけて、アルファの注意を私が指差した方に向けさせる。アルファさん、まず床に何か落ちたかと下を見て、リードが外れたのかとさらに真下を見て、それから棚のお菓子に目を向けた。そうそう、それだよ。
 いちばん端の袋に視線を誘導して、静かに「ゲット(取って)」と指示。特に重くもなくくわえにくくもないお菓子の袋を、アルファは簡単にくわえ上げて、すぐ私の右手に押しつけてくれた。グッド・ジョブ、あーちゃん。

 ニッキーから実質仕事を受け継いで、もう2年。物をそっとくわえることや私の手にうまく渡すことは、基本中の基本として日々繰り返しているから、できて当たり前。
 でも、こういう状況と事情で、私が何の心配もなく「アルならできる」と思えたことの方が、すごいことだと思う。
 携帯電話のストラップをくわえてハンマー投げのようにぶん投げたり、空き缶を落として自分でその音に飛び上がったりしていた新米アルファも、今は当たり前に、微妙な加減とか、並んだ物の中で私がこれと思ったひとつを選ぶことができるようになった。
 この子なら大丈夫、といつも100パーセント信じていられること。
 それがないと介助犬とパートナーの関係は成り立たない基本で、とても当たり前。だけどやっぱりすごい。
| 後輩アル | - | - |

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あれから3年
 3年前の今日、アルファは初めて我が家にやって来た。ニッキーの後継犬候補としての「お見合い」だった。無邪気でまだまだコドモ。基礎訓練を終えて、物をくわえたり紐を引いたりの動作を覚え始めた頃だったかな。
 その後、6月24日に正式な後継犬候補として共同訓練が始まり、アルファはうちの子になった。

 あの時、もうすぐ2歳だったアルは、10日後には5歳になる。
 あの時、訓練前の陽気な若犬だったアルは、世界一の介助犬ニッキーの後を継いで、世界で2番目の介助犬になった。
 あの時、ニッキーに避けられていたアルが、今はニッキーと一緒のマットに寝ている。
 あの時、ニッキーを押しのける存在に思えて、ちっともかわいくなかったアルが、今は大切な2代目相棒になった。

 3年って、長い時間なんだなぁ、とふと思う。
 自分の年齢が増えるにつれて、1年も5年も10年もあっという間に過ぎるようになったけれど、日々たくさんのことを吸収し、日々変化するアルファが来たことで、1日も、3年も、ずっと濃く、じっくりと過ぎるようになった。
 初代介助犬ニッキーとのトレーニングや生活は、夢中だったからやっぱりあっという間に過ぎたけど、アルファの成長や個性をじっくり楽しめるのは、2度目の余裕かな。
 3年間、長くて楽しかったね。アルくん、うちの子になってくれてありがとう。
 最近は普通に介助犬らしく落ち着いてしまったアルだけど、これからも、感動や発見や成長や驚きがたくさんだといいな。こんなに楽しい相棒との時間が、あっという間に過ぎてしまうんじゃ、もったいないから。
 記念日のプレゼントは、母が来て丁寧にシャンプーしてくれたこと。アル本犬はあまり嬉しくなかったかな。誕生日には何かおいしいものをあげるからね。

[写真]本屋でのスナップ、アルファの笑顔。
 それにしても、アルくん。
 3年前の君の鼻は黒かったのに…いつの間にピンクに…。
| 後輩アル | - | - |

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甘えん坊
 アルファはよく、ハウス(普通の人間用布団)でごろんとお腹を出し、ひっくり返った姿勢のまま私を見上げる。甘えたい気分の時にする定番のポーズ。(服従というより)親愛の表現。
 相手のひざや手にちょんとあごを乗せたり、くりくりの上目遣いで見つめたりする仕草と同じく、「このポーズをすれば絶対にかわいがられる!」と、アルファは充分知っている。計算高いというか、彼のずるい部分だけれど、ほとんどの場合は私も「かわいいねー♪」とアルファの思惑通りの反応を返してしまう。うーん、駄目じゃん私。

 今日は、私が忙しくしている時に、アルファがお腹を出した。「ねえ、かまってよ」というアピール。でも、忙しかったから「あーちゃん、後でね」と私は用事に戻った。
 するとアルファさん、お腹を出したままずるずる背中で這って行き、今度はニッキー先輩に「ねえ、かまってよ」と訴えた。
 ニッキーさんは立ち上がって、アルファさんのお腹や耳の匂いをチェック。アルファはじっとおとなしく受け入れて、しっぽを振った。それが終わると、ふたりして「今日も仲良くしようね」とお互いに鼻を近づけた。
 何でもない仕草も、老犬ニッキーに若いアルファがそれなりの敬意を払っていること、ニッキーもアルファを家族として受け容れていることが、ちょっと嬉しい。
 でも、ママ(人間)に甘えるのと、兄ちゃん(犬)に甘えるのと、アルファの場合は全然差がないよね? いろんな意味でちょっと気になるんだけど…???

[写真]お腹を出して寝ているアル。
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電話違い
 昨日の夜、寝ようとしたところで、携帯電話をリビングに置き忘れていたことに気づいた。アルファに持ってきてもらう。
「アル、ゴー、ゲット・セル(あっちへ行ってケイタイを持ってきて)」
 アルファは、言葉よりも私の目線や動きから判断する癖があるから、私の姿が見えない場所で何かをすると、意外なミスをする。捜すものが見当たらない時はさっさと諦めて、適当に別のものを持ってくる。
 心配したとおり、アルファはリビングに駆け込んだものの、テーブルの上にあるケイタイが目に入らず、固定電話の子機をくわえてきた。
 黙って子機を受け取り、リビングの充電器に戻した。でも、アルファはまだ、さっきの指示を終わらせていないから、もう一度寝室の同じ場所に戻り、「ゴー、ゲット・セル」。
 今度はアルファ、かちゃかちゃ爪の音をさせながら、リビングを歩き回っている。ケイタイを捜しているんだろう。それでも見つけられなかったようで、結局また子機をくわえてきた。
 もう一度やり直し。今度は寝室からアルファを送り出した後で、リビングの入り口までついていく。
 ケイタイを捜すアルがテーブルの側に行った時「ルック・アップ(上を見て)」とヒントを出した。アルは顔を思いっきり上げて、ケイタイを発見! 前足をテーブルにかけて立ち上がり、ストラップをくわえて、持ってきてくれた。
「グッド・ボーイ!」失敗の後の成功もしっかり褒める。最後にもう一度、最初と同じ条件で成功させた。
 寝室からケイタイを持ってくる時は、注意深くベッドやデスクや床をチェックできるアルさん。リビングでもパソコンラックやソファにあれば見つけられるのに、犬の目線より高いテーブルの上は見落とした。
 人間が「似たようなこと」と思っていても、犬にとってはそうじゃないんだね。
 捜すものが見つからないと勝手に他のものを持ってくるのは、アルファのよくない癖のひとつ。でも切り替えの早さという長所の表れでもある。失敗を引きずらない、繰り返さない。
 だからこそ、失敗したら次に成功させて、すっきりと教えてあげるのがハンドラーの私の役目。

 こういう失敗があると「自分でケイタイ持ってきた方が早かった!」と思う。介助犬は便利だとは限らない。
 それでも私は、道具や人の介助より犬を選ぶ。介助犬との暮らしには、こんな楽しみも喜びもあるから。
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ひねくれた新ネタ
 介助犬をよその子供が撫でても、腹も立たない。でも世の中には他人の介助犬に勝手に命令する人もいて、これは腹が立つ。
 傍から見ていてたとえ犬が使用者の指示に従っていないようでも、それを判断するのも叱るのも使用者の役目。他人が「ノー」だの「ストップ」だの言ったら、犬は混乱するし、車椅子を勝手に押すのと同じで、使用者に失礼だ。
 ニッキーはもともと、私以外の人の言うことを素直に聞く犬ではなかったし、カタカナ英語に反応しない(さすがアメリカ育ち!)ので、他人の命令で混乱したことはない。でもアルファは「誰の言うことでも聞けばいいことがある」と教えられている。
 そんなアルファの前に先日、突然タオルか何かを投げて「テイク!」と命令するおば(か)さんが現れた。
 でも大丈夫。アルファが物をくわえるコマンドは「ゲット」だ。
 前にも書いたけど、私はなるべく他の人と違うコマンドを選んだ。人と同じが嫌い、という個人的な好みと共に、他人に勝手に命令されても反応しないように。でも、いきなりコマンドするおば(か)さんが本当にいるとは…。

 どうやら「テイク」は介助犬が落とした物を拾うコマンドとして、割と世間に浸透しているらしい。それなら…とひねくれた思いつきで、今日はアルファに「テイク」のコマンドを教えた。
 普通とは逆に、「テイク」と言われたら、口にくわえている物を投げ捨てるべし! と。
 アルは「ドロップ」の指示でくわえた物を放すように教えたので、「ドロップ」と「テイク」を結びつけるだけ。数分で完成。
 声をかけるタイミング次第で、ペンを落としてアルファが反射的に拾おうとした時に「テイク!」、アルファがくわえかけたペンをぽろりと落とす、というトリックになる。知らずに見れば、ペンを落とした障害者が介助犬に「拾って」と言ったのに、犬はペンを落とす、という失敗に見える。
 そこで「落としちゃ駄目じゃん、反省!」と言うと、アルファが反省ポーズ。これも「タッチ」で前足を私のひざにかけさせるのを「反省!」という言葉にしただけ、超簡単。
 こんなひねくれたトリックも、アルファさんはもちろん、褒められたくて一生懸命覚えてくれた。天邪鬼な私に似ず、とっても素直。グッドボーイ、あーちゃん。
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1回と2回の差
 どちらかというと、紐を引いて電気を点けたり消したりするのは、ニッキーがすることが多い。でも昨夜は何となく、アルファに頼んだ。
「アル、電気」で、紐をくわえて引く。何度か紐を引いて、蛍光灯・常夜灯・消灯と順番に切り替えるタイプだから、その都度「もう1回」と声をかけて必要な回数紐を引いてもらう。
 ところがアルファ、一度の指示で必ず2度紐を引く。常夜灯がついた状態で「もう1回」と指示すれば、消灯できるはずなのに、アルファさんが2回連続で紐を引いてしまうから、また煌々と灯りがついてしまう。
 多分、紐がかちっと上に戻る時に反射的に引っ張ってしまい、それを繰り返しているうちに、いつの間にか癖になってしまったんだろう。そこで、調整。

 まずはニッキーに見本を示してもらった。でもアルファは、先輩の模範演技を見ただけでは、回数の違いに気づかない様子。
 次は基本に戻って、「電気」の指示で紐を1度引いた瞬間に「イエス!」と声をかけ、すぐにご褒美を口に放り込む、というのを数回繰り返す。ご褒美欲しさに紐をすぐに放せば、それを褒めて強化しようと思ったけど、アルファはまだ、2度引いてはいけないと理解してはいない。成功率は5割。
 次は1度紐を引いたらすぐ、私がアルファの目の前で手を叩いて、驚いてすぐに紐から離れるようにしてみた(犬に猫だまし?)。犬を叩いたりはしない。でもアルファはかなりびっくり。「もしかして、紐を引いたらいけないの?」と考えたらしく、指示すると今度はとてもゆっくり紐を引いた。
 理由はともかく、1度だけ丁寧に紐を引いたので、うんと褒めた。それから再度、「イエス!」とご褒美の、基本どおりの練習をすると、ようやくアルファは、「紐を1度引けば褒められる、2度連続で引くと褒められない」と理解した。連続4回(蛍光灯煌々→蛍光灯地味→常夜灯→消灯 の一巡)成功したところで、たっぷり褒めて終了。

 文字にすればこんなに簡単なことだけど、一旦覚えたこと、それも同じ行動の強弱や回数を教え直すのは、犬も混乱しやすい。混乱してもびびらず、一生懸命に正解を考えてくれたアル、偉かったよ。
 私も久々に一緒に頭を使って、楽しかった!

[写真]ニッキー近影。穏やかな表情、あごは結構白い。
 ニッキーは例によって強引にトレーニングに乱入したけど、その元気もまた嬉しい。写真は昨日の、かわいい表情。
(アルネタなのにニッキーの写真、ごめんねアルファ…)
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逆立つ!
 昨夜のこと。
 寝る時になって、寝室からリビングで寝ている犬たちを呼んだ。
 ニッキーさんはすぐ起きてやってきた。でも、本格的に爆睡していたアルファは、呼ばれたことに気づかなかったらしい。私の呼ぶ声は聞こえなかったけれど、ニッキーが寝室に向かって(こんな短距離なのに)走っていくので、寝ぼけて何がなんだか分からないまま、慌ててついてきた。
 事情が分からないから、何か警戒したか、不安になったかしていたようで…寝室に駆け込んできたアルファさんの背中の毛が逆立っていた。
 びびりなアルファ、我が家に来てすぐの頃は、慣れない環境で緊張し、よく無意味に毛を逆立てていた。背中というよりおしりからしっぽにかけて、白っぽい毛色が、逆立った部分だけ少し濃い茶色に見える。
 すっかり慣れた今はそんなことしなくなっていたのに、久々におしりの毛が逆立っていたから、つい笑ってしまった。
 アルファは一瞬で緊張の消えた寝起きの顔で、いつも以上にへらへらしっぽを振った。

 警戒心なく爆睡するかと思うと、全然関係ないところでおしりの毛を逆立てているアル。そういうところがかわいくもあるけど、うーん、これでいいのか?
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小さなお店
 リンスを切らして、買いに行く。バックパックを着けた候補犬が一緒。小さなドラッグストアで快く受け入れてもらえた。狭いお店で練習する機会がなかなかないので、ありがたい。
 候補犬くんはちゃんと一緒に買い物し、私のひざから落ちた商品も拾ってくれた。ニッキーならかごに入れてくれるところだけれど、候補犬はまだかごに入れることは教えていないので、私が自分でかごに入れる。もたもたしていたら、お店の人が来て「商品はレジでお預かりしますから、ゆっくりお買い物してください」と商品を預かってくれた。
 車椅子で動き回るには通路が狭く、前の家の近くにあった大きなお店に比べたら、商品の数も少ない。それでも、店員さんが親切なのがありがたくて、また来ようと思った。
 結局リンスとこまごましたものも買ってレジで清算する時、店員さんが言った。
「こういう犬に構ってはいけないのは分かってますが、うちにも犬がいるもので、応援したくなるんですよ。買い物はいつでもお手伝いしますから、またこの子と来て下さいね」
 そうか、店員さん、私に親切にしてくれたんじゃなくて、候補犬に親切にしてくれたんだね。「ただ見守る」という応援が嬉しかった。ちなみに店員さんの愛犬は、黒柴の女の子だそうだ。
 候補犬くん、今度は入浴剤を買いにあのお店に行こうね。狭い通路で上手に動けるように、いい練習になるよ。

 帰り道、神社の近くで黒白の猫に会った。引っ越してから初めて会う地域猫さん。よろしくね。
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ドアの開け方
 先日、候補犬が意外に苦戦した、新居のドア開け。私が室内で車椅子を使うなら必須の仕事なので、新居に連れて行って改めて練習した。
 ニッキーは前足を使うのが好きで、紙を拾う時は前足で寄せて浮き上がった部分をくわえる。スイッチを押すのも冷蔵庫を閉めるのも、特に口や鼻を使うように指示しなければ前足を使う。
 候補犬は前足よりも鼻先と口を使うのが好きらしい。スイッチも鼻で押し、紙もカードも口だけで拾う。冷蔵庫を閉めるのはもちろん鼻先。
 そんな候補犬に前足でハンドルを回すことを教えるのは、結構大変だった。背が高い犬なので鼻がハンドルに届き、せっかく前足で押す動作を覚えても、勝手に鼻で押そうとする。鼻でハンドルをきちんと押し下げられればいいけれど、下からつついてばかりで、ドアは開かない。
 前の段階に戻って練習。トイレットペーパーの芯を使って、まずは前足で触れること・前足で上から押さえることを、丁寧に繰り返す。それからペーパーの芯をドアのハンドルに通したら、今度は簡単に前足を使ってハンドルを押し、ドアを開けた。「グッド・オープン!」
 3回成功後、ペーパーの芯を外す。またまた候補犬は混乱した。一応立ち上がって前足で押すが、ハンドルを狙っていない。明るく見えるガラスの部分を狙おうとする。ハンドルに前足が触れれば褒め、それ以外の場所なら無視、と繰り返した。
 引っ越しさえ完了していないのに、早くもドアに傷が…。でも、候補犬はすぐに一度ハンドルを回すことに成功した。ハンドルが回った瞬間に「イエス!」と声をかける。犬の体重で自然にドアが開く。候補犬の頭の中で一気に今日の訓練が繋がった。
 ドアのハンドルを押し下げるとドアが開く、と分かったらしい候補犬を思い切り褒める。でも、今日いちばん褒めたのはその後だった。候補犬はなんと、何をすればいいのかが分かったら、自分の判断で苦手な前足より得意な口を使って、同じことをしたのだ。
 ハンドルを下から咥えて引き下げ、同時にあごでドアを押し、見事に開けた!
 前足でと指示したことを勝手に口でしたのは困るけれど、この方法なら新居のドアに傷が付かないし、続けても足腰や背骨への負担が少ない。だからこのやり方をこのまま覚えるようにうんと褒めた。
 この半年で先輩譲りのわがままも覚え、先輩譲りの応用力も身につけた? 次男坊。頼もしくも末恐ろしい。
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実演は得意!
 某専門学校での痔先生の講義のお手伝いに行く。今日は候補犬くんと参加。この学校にはニッキーと何度も来たことがあるけれど、候補犬は初めての場所だ。それでも、訓練中にイベントやデモに参加していただけあって、ビルの1室の教室、という雰囲気には慣れている感じ。
 **ちゃん、実はとってもお調子者。叱るべき場面で叱らなかったりすれば、すぐに調子に乗ってしまう。そして、人の注目や賞賛が大好きだ。実演が無事にできるか、ちょっと不安だった。
 ところがなんと、今日の実演は、家での仕事ぶりより数段上!
 この子はよく知っているのだ。実演を上手にこなせば、みんなに感心され、拍手と褒め言葉が降り注ぐことも、目の前に並ぶ実演用のドアや杖をどうすればいいのかも。私がコインを持った瞬間に、どこに落とすか見逃さないように注目していた。さすが、外面のいい犬**。
 見事に実演をこなした後、**ちゃんは得意げに私を見る。こんなに上手にできる自分を、もっと褒めて! もっと認めて! と訴えているのかな。
 今日の実演は、本当にグッドだったよ。上手だったね、**ちゃん。君が嬉しそうに実演をこなしたから、私もすごく、すごく嬉しいよ。

[写真]得意げな候補犬くん。赤いバックパックを着けている。[写真]伏せた候補犬の後ろに、PR犬ジロー君。
*うちの次男坊の後ろに写っているのは、実演には欠かせないPR犬のジロー。

 候補犬くん、実生活ではまだまだ失敗も多いけれど、得意な実演をパーフェクトにこなして褒められたことで、仕事の楽しさや、仕事に対する自信を改めて思い出したようだ。やる気満々、その調子!
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[写真] 杖をくわえたニッキー
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